top of page
  • ymhy2018

家督相続(かとくそうぞく)とは?

家督相続という言葉、年配の方は聞かれたことあるかと思います。昭和22年頃まで、すべての財産は長男のみが相続できるというシステムでした。昔は『家』が家族の一単位であり、『家』をいかに存続させていくかが一つのテーマであったことから、『家』の長男が代々家督を引き継いでいくという考え方でした。戦後、日本国憲法が施行されると、長男だけ相続権を持つのは憲法の方針にそぐわないということで、改正されることになりました。

ではもうこの『家督制度』は完全に昔のものになってしまったのかというとそうでもありません。

土地などの不動産が、昔の人の名義のままずっと放置されていることがあります。

この土地名義人の戸籍を調査したとき、死亡の日付が昭和22年よりも前の場合は、家督相続が適用されます。つまり亡くなったときに運用していた法律によって処理されるのです。

現在の民法に当てはめれば妻や子供たちが相続人にあがってきますが、家督相続を適用し、長男ひとりということにもなりえます。昔の法律は今も生きているのです。

昔の人の名義のままになった相続の登記は昔の法律も加味して検討しないとうまく相続人を導き出せません。司法書士はこのような複雑な登記も丁寧に対処いたします。困ったらぜひご相談ください。

閲覧数:9回0件のコメント

最新記事

すべて表示

いらない土地を国が引き取る制度

「土地を相続したくない」そんな人が増えています。 実家の土地、その近辺の畑、田んぼ、山林。相続しても活用できず、売却したくても辺鄙な場所のため売却できない。いっそ市町村が引き取ってくれたらいいのに… 司法書士として相続登記に関わっていると、このような声を時々耳にします。 土地を相続したくない時は、相続放棄という手がありますが、これは被相続人の全ての財産を放棄することになるので、不動産だけピンポイン

遺言書の検認とは?

家族が亡くなった後、金庫から遺言書が見つかった…そんなときどうすればよいのでしょうか? 封をされた遺言書は、勝手に開けてはいけません。必ず裁判所に持っていく必要があります。これについては民法に規定があって、次のように書かれています。 遺言書の保管者は、相続の開始を知った後、遅滞なく、これを家庭裁判所に提出して、その検認を請求しなければならない。遺言書の保管者がない場合において、相続人が遺言書を発見

bottom of page